欣浄寺の境内には、本堂を中心として、山門、鐘楼堂、書院が建っています。

本堂

本堂は、明治14(1881)年に再建されました。単層入母屋九間四面の偉容を誇ります。当時の住職十二代得譲師は「檀徒ノ喜捨衆合金等ヲ以テ本堂ヲ再建ス」と書き残されています。

山門・鐘楼堂

山門・鐘楼堂は江戸時代に建立されていました。

先代住職舜成が幼少の頃昭和8年、門信徒の手により再建がなされました。

山門をくぐる時、上部にある彫り物は桑名新矢田の小川光久によるものです。桑名石取祭りに使われる山車の彫物師として有名です。

玄関・書院

本堂北にある玄関は、平成30年の親鸞聖人750回大遠忌に併せて再建されました。

手洗場

手洗場は文化3(1806)年に建てられました。欣浄寺の建物の中では最も古いものになります。

手洗場の龍蛇口は平成30年親鸞聖人大遠忌に併せて、住職同級生のご懇念により新調されたものです。高岡でつくられた銅器です。